「標的の村」
映画「標的の村」が1月11日から一週間、シネマe〜ラにおいて上映された。映画は
映画はクライマックスに入っていく。オスプレイの配備に反対して住民は普天間基地を封鎖していく。ゲート前を車で固める人々、そのまわりをスクラムで固める人達、そして数的には圧倒的多数の沖縄の警官隊が沖縄の住民1人を3,4人掛かりで剥がしにかかる。住民は必死に抵抗するも多勢に無勢である。この攻防を基地内で米軍兵士が笑って見ていた。一体この住民と警官は何のために争っているのだろうか。そしてそのような中、1人の女性が車の中で「安里屋ユンタ」を歌い出す。喧噪の中、「聞こえてるぞ〜」「独りじゃないぞ〜」と声がかかる。
このような場面を観ながら、目に涙が溢れてきたのは私だけではなかったであろう。ある雑誌のインタビューで三上監督は「観客の方から、『この映画を観て、途中泣けて映画を直視できなくなった。そしてその涙は、こんな状況の中で私は何をやってきたのだろうかと、自分に問いかける涙であった』と、よく言われた」と、語っていた。
安次嶺現達さんは「この国の法律は一体誰のためのものか この国の司法は一体何を裁くのか それでもオスプレイが来るなら 取り返しに行こう 我等の土地を」と語る。
(池)