今のこの国は 里 檀
見ない
聞かない
向き合わない
はぐらかす
逃げる
判断しない
聞かない
向き合わない
はぐらかす
逃げる
判断しない
見ない
向き合わない
はぐらかす
逃げる
判断しない
見ない
聞かない
はぐらかす
逃げる
判断しない
見ない
聞かない
向き合わない
『ダチガ喧嘩シテタラ、
横カラソノ相手ヲブン殴ッテヤルト、
決メタンダヨ コノ前
ヤルカラニハサ、
国民ノイウコトヒトツヒトツ
聞イテチャデキネエンダヨ ナア?』
見猿言わ猿聞か猿が一番
見猿言わ猿聞か猿無視が極意
よしんば、国が潰れたとしてもそれで
(二〇一四・七・四)
如是閑さん 里 檀
『戦争をする国は、戦争行為の開始又は
宣戦布告の効力が生じた後、
十時間以内に以下の条件に該当する人物を
一兵卒として召集し、
戦争の最前線に送ることを定める
その条件は、
国家の元首か大統領かは問わないが、
男子である事
国家元首の男性の親族で、十六歳以上の者
総理大臣及び各国務大臣、さらに次官
国民によって選出された立法部の男性国会議員
(ただし戦争に反対した者は除く)
宗教の高い地位の聖職者を務めながら、
公然と戦争に反対しなかった者
注釈:召集で健康状態などは考慮しない
戦争をすることを決めた者たちには、
率先して戦場に赴くことを義務付ける』
そのとおり、如是閑さん
いつの時代も、戦争をしようというやつに
私たちが思うことは変わりないね
国家は私たちが穏やかに健康に日々を過ごす事に
心を砕くものであって、戦争という手段をもって
これをしろなんて私たちは言っていないね。
私たちが作っている国であって、国家ありきの私
たちでないのだから、私たちに背いて戦争をするなら、
まずお前が行けと、こう思うよね
ましてや、他人の戦争に手を出すというやつらならば
私たちぼうふらは
今日も明日も明後日も、額に汗して働いて、
家に帰って夕餉を食べて幸せに眠り、
また朝起き出す暮らしだけが望みさ
ねえ?
(二〇一四・七・四)