6・24原田富弘講演「「マイナ保険証」何が問題か」

2023年6月24日、浜松市内でスーパーシティを考える会の主催で、原田富弘さんの講演「「マイナ保険証」何が問題か」がもたれ、100人ほどが参加した。原田さんはつぎのように話した。

 政府は、マイナンバー制度により、分野を超え、個人情報を生涯、紐付けようとしている。それにより、情報の自己決定権が侵害される。個人情報が利潤追求の資源とされ、利用される。政府内の「情報提供ネットワークシステム」ですべての情報がつながり、政府により個人情報が一元管理される。個人の監視、選別、動員に利用されることになる。しかし、マイナンバーカードは義務化できない。まだ3割は所持していない。

この制度により、マイナンバーの個人番号、住所、氏名、生年月日などが第3者に知られる危険性がある。マイナポータルから個人情報が漏洩する危険性がある。顔認証のプライバシー侵害に関する法律はまだ制定されていない。

マイナンバーにより、電子証明書の発行番号に官民の個人情報を紐付け、監視しようとしている。「ショックセラピー(強い衝撃を与える治療方法)」のやり方で一挙にすすめられている。マイナポータルを使って民間に提供することも狙わされている。「包括的データ戦略」により、行政が最大のデータ保有者となり、民間とも共有する方向である。政府は現在の「情報提供ネットワークシステム」から「公共サービスメッシュ」を構築し、制約を取り払った情報連携システムを作ろうとしている。世界のデジタル化のなかで民間が個人情報を資源とする状況に進もうとしている。

そのような動きに対し、情報の自己決定権を行使し、データの情報共有をさせないことが求められる。電子証明書のシリアル番号利用とマイナポータルの利用を規制する法を必要である。健康保険証を廃止させない取り組みが求められる。マイナンバーカードの返納をすすめよう。マイナンバーカードへの市民的な抵抗・不服従を強めることが必要である。自己情報をコントロールできる社会を実現しよう。              (T)