10・7遠州連帯ユニオン第20回定期大会

2023年10月7日、遠州連帯ユニオンの第20回定期大会がもたれた。

労働相談ではブラジル人など外国籍者からの相談が多い。
●足の指を切断したが、不注意によるものとされ、労災申請しないように言われた。ユニオンに相談して労災申請した。
●雇用契約書がなく、雇用保険も労災保険もなく、所得税も未徴収。仕事が終ると解雇され、次の仕事まで待機させられる。
●派遣法改正で有機派遣は3年までを逆手にとって、3年で解雇された。団交で3ヶ月分の賃金を支払わせた。
●労災で休業していたら退職届を書かせられ、交渉し、退職金相当額を支払わせた。
●3年雇用せず、雇い止めをおこなったために、交渉し、撤回させた。
●妊娠を報告したら雇用契約を破棄されたため、交渉し、撤回させた。
●派遣会社に息子のビザ更新依頼をしたがまともに対応せず、息子の在留期間更新許可申請がなされなかった。そのため家族生活は破綻しそうになった。
●腰痛での労災は難しいと労災申請を引き延ばされ、別の現場に移され、病状が悪化した。
●リーダーとされたが、断ると「今すぐ帰れ」といわれた。
●雇用契約未締結の状況で就労していたため、即日解雇された。
●解雇理由不明で解雇された。
●介護の仕事中にケガをしたが、労災申請を認めずに、傷病手当金を申請された。
●妊娠したが、職場をシンナーの匂いの強い現場に移され、仕事を休むと解雇予告された。
このように労働基準法があっても全く守られないという実態があり、人間としてみなされていない状況である。
ユニオンでは相談を受け、交渉を行っているが、スタッフ不足である。多くの仲間の支援が求められる。(T)