● 2005年2月20日(日)14時から
 映画
「ぬちどう魂の声(監督西山正啓)
        ザザシティ5FパレットB室


上映会を終えての感想から




●松下さんの言葉「心の中で反対・中立と思っていても表現しなければ賛成にされてしまう。だからこそたとえ少人数でも具体的に表現することが大切」に共感した。目立つことなく「草の根」で、主流を拒絶しても主張を貫いた彼の人生に賛意を示したい。 
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●久しぶりに現地の空気を感じました。浜松での基地反対運動と比べ、表現に現実味があり、生々しく感じました。小泉のこの間の政治的な反動性が現実の生活に迫ってきています。韓国・大分・沖縄の闘いを自分の中に置きかえれない、そのような日常の生活を、闘いのなかで共有していかないといけないと痛感しました。()

●沖縄へは何度か行きましたが、日出生台へはまだいったことがありません。静岡県には東富士があり、同じ状況を抱えていますが、現地御殿場での運動の盛り上がりはいまひとつです。日出生台の熱い気持ちが伝わってきました。一度お伺いしたいと思います。お互いにがんばりましょう。(池)

●日出生台の衛藤さんの発言に圧倒された。心の底から湧き出る言葉を噴出させるサマには、こうでなければと強く感じた。松下氏の言葉にも重みがあった。沖縄辺野古の発言者一人ひとりがそれぞれに怒りのにじみ出る言葉を発していた。運動とはこういうものなのかと改めて思い知らされた気がした。そういう本当の怒り、熱い感情を共有できなければ我々の活動を意味を持たないと思った。(石)

●とても感動しました。この世に生かされている自分たち、人間の命をもっともっと大切にしなくてはとの思いを深くしました。ありがとうございました。()

●地域の問題を全国の問題として認識し、できることをやっていきたいと思う。貴重な時間を共有できました。(良)

●あらためて基地をかかえている地域の人の気持ちがわかった気がしました。(二)

●いつも私のふるさと・沖縄のためにがんばっていただき感謝しています。(仲)

●製作者3人は知人であるし、日出生台で訴えていた衛藤氏も知っています。この映画がつくられたことは知っていましたが、それが浜松市内で見られたことに感謝しています。沖縄の痛みを本土に分けるのではなく何よりも少なくし、いずれは無くなることを期待してやみません。()

●参加者が少なくて残念です。もっとナレーションが多いほうが理解しやすいと思います。平和運動にもっと基本的・根本的な方法はないものでしょうか(藤)

●初めて参加しました。反対や中立の考えを持っていても心の中に留めておくことは賛成していることだと発言している方がいて、その言葉が心に響きました。勉強不足で何をすべきか分かりませんが、今後興味を持って、参加できることには参加していきたいです。(耕)

●各地の運動が連帯して闘いを盛り上げていかないといけないと思います。(英)

●ここのところ、現地に行って声をあげるということをサボっていました。やはり大切なことだと思います。浜松のみなさんも人数的に集まらないこともあるでしょうが、めげずにがんばってください。また参加させてもらいます。(島)

●現場で記録する意味を改めて感じました。(A)

●難しい問題だなと思います。とにかく軍事力は減らす方向に世界が向かってほしいのですが。(磐)

●私の思っていた内容と違っていました。反対集会だけのものとは思っていませんでした。三線演奏が楽しみできましたのに。(B)

●自分の中で怒ったり、憤りを感じても、それをどういう形で表現すればいいのか、映画の中で作家の彼が話していたように、どういう意味を持つのか、それによって何かを変えることができるのか、それを考えています。いろいろなものを見、感じることによって自分のやり方を探していけばいいな、と思います。(上)

●TVなら切り取られてしまうだろう発言者の訴えが、長く示されることで人々の本当の思いが伝わってきた。時にはマイクなしでのシュプレヒコールがみずみずしく新鮮だった。運動は人と人とのつながり、自信を持って闘いつづけることが大切だと思った。「大好きな日出生台に星条旗や日の丸はふさわしくない」「私の反対の想いに忠実に動きたい。ここに立つことはその問いへの答え。」「私にとって平和とは人を愛し土地を愛すること、後の世代にこの大地を渡していきたい」「年をとっているが、腹を立てている積み重ねは多いのだ」「利権ではなく命こそ宝、今が声をあげるとき」。 白い雲と蒼い海、潮の満ち引きと太陽の光がもたらす海の幸、そのような風景とピアノの旋律のなかで、抵抗する人々の言葉が語られていた。それらは今伝えておきたい平和へのメッセージであると思う。(T)

●少しアジテーションが多くて、現場のリアリティが希薄だと思う。権力の日常的な暴力・さまざまな介入、あるいは向こうの側の発言や論理なども示されるといい。各地でのイラクへの派兵や反対の動きなども入れてあればと思った。遡及力が必要であって、この国の無感覚な状況、その内実を問うような突っ込みもほしく思った。距離感を距離感として感じさせるようなものがあるといいと思った。被害国の側の絶対的にめちゃくちゃにされる状況もあればと思った。基地があるのに基地が無いかのような、派兵されているのに参戦の意識が無く、痛みを感じるのは一部のような、という状況にどう切り込むのかが課題だと思う。(T/I/T