11・9現代を問う集会・静岡

 

静岡市内で「現代を問う集会」が持たれ、横浜事件再審の上告趣意書について岡山未央子弁護士が報告し、佐高信さんが「城山三郎と個人情報保護法案」の題で講演し、横浜事件再審請求人の木村まきさん、袴田事件家族の袴田秀子さんがアピールした。

 佐高信さんは講演で、城山三郎が護憲と勲章拒否の道を歩んだこと、城山は17歳で特攻隊に志願したが、それは言論の自由のない時代での国家による強制であったと総括していたこと、城山が個人情報保護法案に反対したときの状況などを紹介した。また佐高信さん自身の体験から、政治家の中には自己の考えとは逆のことを笑顔で語りかけるものがあり、信じてはいけないものがいること、本当の悪人は紳士面をし、巨悪が生き残っていること、タカ派の特徴は批判が分からないこと(問答無用の体質)などをユーモアとともに語った。

 集会ではグローバル戦争の戦時において民衆が持つべき視点が数多く提示された。 (T