空中給油機導入決定に抗議

12月15日、政府は次期中期防で空中給油機4機の導入を決定。斉藤防衛庁長官は「他のアジアの国々もほとんど持っているし、日本の対地攻撃の限界もあるのだから、アジアへの恐怖とはならない」と発言。しかし、アジア民衆は日米新ガイドラインのもとでの日本の軍事力強化には非常に危機感・恐怖感をもっている。それは、日本が戦後なんの反省も、補償もしていないからだ。
わたしたちは、このような軍備強化を許すことはできない。即日下記の抗議文を首相宛に送った。

日本国首相様
2000年12月15日

                     抗議要請文

 12月15日 政府は次期中期防衛力整備計画で空中給油機を4機導入することを決めました。わたしたちはこの決定に断固として抗議するものです。
 空中給油機はAWACSとともに日米新ガイドラインのもとでの日米共同作戦を象徴する軍用機です。その導入は日本の海外での戦闘を飛躍的に強化することになります。
 すでに航空自衛隊浜松基地にはAWACSが4機配備され日米共同作戦のもとでの訓練で使用されています。AWACS配備により騒音地域は拡大し、住民からは「悪魔の笛の音」といった批判も出ています。
 空中給油機は浜松基地に配備する予定とすでに1995年末から報道されています。この動きの中で、2000年9月 浜松市議会は導入には身長を期するようにとの意見書を全会一致で採択し、政府に提出しています。
 わたしたちはここに政府・安全保障会議における空中給油機の導入計画の撤回をつよくもとめます。