浜松基地からの第12次・第13次のイラク派兵と

AWACSの日米共同訓練への投入に抗議し、その中止を求める要請書

 

 空自イラク派兵第7期要員として、浜松から2005年7月8日に2人が、8月9日には3人が派兵されました。この派兵は浜松からの第12次・第13次の派兵にあたるものであり、浜松を派兵の拠点とするものです。私たちはこの派兵に抗議し、イラクからの撤兵を要求します。イラクでは米軍の占領とその下での市民への攻撃によって、反米感情が高まっています。サマワでも反自衛隊の声が強まっています。「人道復興支援」は米軍支援をごまかす言葉にすぎません。すぐにイラクから撤兵すべきです。

 また、2005年5月には秋田沖での日米共同訓練がおこなわれ、浜松のAWACSが日本のF15・米軍のF16を管制指揮し、6月にはアラスカでおこなわれたコープサンダーには、浜松からAWACSが投入されました。わたしたちは、このような日米共同訓練へのAWACSの投入に抗議し、その投入の中止を求めます。

浜松のAWACSは、7月のグアムでの日米共同訓練には投入されませんでしたが、今回この訓練では実弾による空対地射爆訓練が初めておこなわれました。海外での実弾による空爆攻撃の訓練をはじめたことに、私たちは強く抗議します。今後このような訓練にAWACSを投入されることが予想されます。私たちはそのような訓練への投入に断固反対します。

さらに、ミサイル防衛計画(MD)の中で、迎撃ミサイル「PAC3」を浜松にも配備する計画といいます。すでにAWACSMD計画に組み込まれています。さらに迎撃ミサイルの配備は、浜松をMD計画の拠点とするものです。MD態勢は迎撃のみならず、相手国の攻撃を含むものであり、攻撃的性格の強いシステムです。このミサイル配備計画についても断固反対します。

わたしたちは、浜松を再び派兵の拠点としてはならないと考え、浜松で平和の取り組みをすすめています。イラク派兵もAWACSの日米共同訓練への参加もミサイルの配備計画も、浜松を戦争・派兵の拠点とするものです。私たちは、ここにそれらの中止を要請します。 

2005年8月30日

 

日本国首相様 空自浜松基地司令様  

    NO!AWACSの会・人権平和浜松