防衛大臣様                       20081214

浜松基地司令様                     NO!AWACSの会

                            人権平和・浜松

 

浜松基地からの計33122人のイラク派兵に抗議し派兵の中止を求める要請書

 

浜松基地から空自イラク派兵要員として、117日に司令部要員1人、124日には撤収業務隊要員7人が出発しました。2004年以来の浜松からの派兵人員は計122人となり、今回で派兵は32派と33派になります。わたしたちはこの間、これらのイラク派兵に抗議し、その即時撤兵を求めてきました。

この5年間で空自は、浜松の122人を含む4772人を派兵しました。すでにイラクで820回ほどの輸送をおこない、人員46千人以上を空輸し、そのうち米兵の輸送数は3万人を超えるとみられます。輸送の実態は米兵などの軍事輸送が中心となり、「米軍のタクシー」となっています。このような活動に対して、5月には名古屋高裁は空自のイラクでの活動を憲法違反としました。しかし政府は派兵をやめず、1128日にやっと撤収の決定をしました。わたしたちはイラクなど海外への派兵を2度とおこなわないように要請します。

また、派兵が続くなかで、航空自衛隊内で元田母神幕僚長のような過去の戦争を賛美・肯定するような動きが政治的潮流として立ち上がってきたことも大きな問題です。軍部による謀略と言論弾圧によって過去の戦争が遂行されたわけですが、その戦争を肯定する行為は言論弾圧をも肯定することに他なりません。彼は「言論の自由」を語っていますが、彼の行動は言論抑圧の肯定であり、許されるものではありません。このような軍人(制服)による戦争賛美は厳しく処罰していくことが、市民の言論の自由を守ることになります。浜松基地にも基地資料館の展示や石碑に見られるように過去の戦争を肯定する実態があります。基地内での過去の戦争を肯定・賛美するあり方を改めることを求めます。

さらに、第1術科学校では校長によるセクハラ事件が起きました。再発防止のためにも自衛隊内での人権研修が求められます。今年になって提訴された浜松基地自衛官人権裁判では、自衛隊側は関係調書の黒塗りのコピーを提示し、人権侵害の状況を隠蔽しています。このような対応は、派兵が重ねられるなかで自衛隊員への人権抑圧がすすんできていることを反映しているものとみられます。わたしたちは、隊内での隊員の人権を擁護し、司令が隊員の人間の尊厳に留意することを要請します。また、人権侵害を示す資料はすべて開示すべきです。以上要請します。