09・3・6 春闘交流会・静岡
「生きさせろ!」の時代の労働運動
3月6日、
集会では、クレジットサラ金対策や反貧困キャラバンの報告、浜松での派遣村への支援の呼びかけがなされ、その後、雨宮処凛さん(反貧困ネット)と梶屋大輔(フリーター労組)さんの対談がもたれた。
対談では次のような発言があった。
新自由主義の下でプレカリアートが増加してきた、生存を求めてデモで『生きさせろ!』と言うコールが叫ばれるようになった、非正規こそ組合が必要、ユニオンエクスタシーやフリーターユニオンなどのインディーズ系労組が誕生し生きるための連帯が始まっている、自由と生存のメーデーが開催されたり、名古屋ではラブ&貧乏春祭りが持たれた、熊本ではKY(熊本弱いもの)メーデーがもたれ、「引きこもりも立派な社会人だ」のコールが生まれた、居住と労働を失い多重債務に陥るケースが多い、「ヘンタイ労組」と呼ばれたりするが器が大きいと言うこともできる、即戦力だけが生き残る社会の中で存在が許される場が必要、メンヘル系の人も生存のノウハウを交換して生存権の運動に参加し始めている。
これらの発言は、労働者の人間的連帯、団結の根本的な質を問うものであり、団結のオルタナティブが始まっていることを示していた。