09.6.1第7回口頭弁論報告

 

61日、浜松地裁で浜松基地自衛官人権裁判の第7回口頭弁論がもたれた。傍聴席60席は支援者で埋まった。被告の国側は短時間の弁論にも関わらず、被告席の前列に4人の弁護人、後ろには8人がすわって対応した。後列に動員されたものには傍聴席の人員数をチェックする仕事まで担わされていたものもいた。

今回の弁論では、国側は自殺したHさんの整備記録関係書類について提出することを約束した。また、隊内でNによって同様のいじめを受けていた元ショップ長のSさんの書類についてもマスキングの上、提出することを認めた。

今後は、これらの開示書類をふまえ、隊内でのパワハラ、いじめの実態を明らかにし、自衛隊内での人権侵害を追及していくことになるだろう。

口頭弁論後の支援集会では、弁護士の報告、原告3人の挨拶、佐世保さわぎり原告の発言、横須賀たちかぜ裁判の傍聴報告などがおこなわれ、今後の闘いにむけての想いをわかちあった。

自衛隊側の「カウンセラー」は原告に対して、自衛隊内の自殺の増加の原因を自殺隊員の責とするかのような発言をおこなったという。自衛隊による居直りと事実の隠蔽を許さず、真実を明らかにしよう。隊内での隠蔽の動きが強まれば、逆に真実を語ろうとする声も強まっていくだろう。自衛隊内外関係者からの実態についての証言がもとめられる。

次回の弁論は76日(月)1130分、さらに831日(月)1110分と予定されている。多くの支援を呼びかける。                      (T