2009・8・15浜松平和集会
8月15日、浜松憲法9条の会主催の平和の集いがもたれた。
集会では桑山源龍さんが戦争体験を話し、映画「戦争をしない国日本」が上映された。
桑山さんは浜松市領家の栄秀寺の前住職である。桑山さんはいう。領家の村は1945年ころには48軒あり、そこに爆撃や艦砲射撃がおこなわれた。それにより24人が亡くなり、戦争に動員されて24人が亡くなった。計48人であり、一軒に一人の割合となる。艦砲射撃がおこなわれた日は三日月がきれいな日だった。グラマン機が照明弾を落とし、艦砲が始まったが、イチョウの木に弾があたり、防空壕内で吹き飛ばされた。妹の頭に破片が当たり、脳が外から見えるほどの大怪我をしたが、一命は取り留めた。1時間ほどして壕から出ると、イチョウの木は半分になり、三日月は真っ赤にどんよりとしていた。
映画「戦争をしない国日本」は戦後の軍拡と反戦運動の歴史を示すものであり、侵略戦争による多くの死者の存在が、この国の平和への思いをささえてきたことを示すものだった。(T)