10・31沖縄・辺野古新基地建設の断念を求める静岡集会
2009年10月30日、静岡市内で沖縄・辺野古新基地建設の断念を求める静岡集会が持たれ、120人が参加した。主催は静岡・沖縄を語る会。
集会では山内徳信さんが「新政権の歴史的大転換を迎えて」のテーマで講演した。山内さんは新政権誕生の歴史的意義を示し、その動きは沖縄県議会での反基地派が多数を占めるという状況からすでに始まっていたとした。そして労働者がぼろきれのように捨てられる時代に、その反発を含めて成立した新政権での社民党との合意文書形成の経過を紹介し、辺野古基地建設の現状を紹介した。
山内徳信さんは読谷村長のころから反基地運動を継続し、74歳の今も国会議員として闘っている。銃剣を突きつけられ、ブルドーザーで家屋を破壊されてきた沖縄の大地の記憶を語りながら、基地のない平和な沖縄を展望しての問題提起(「徳信語り」)には改めて思い知らされる事柄が多い。
講演では徳信さんの、基地の撤去は電信柱を倒すようなもの、時には押し、時には引く、立ち止まる勇気、一歩さがることもある、あっちこっちで押せば穴が大きくなり、そこに水を浴びせ、柱を倒す、というような基地のない沖縄にむけての想いが披露された。
沖縄の闘いは日本全体の闘いでもある。基地の撤去にむけての活動をいっそう強めていこう。
(T)