5・22静岡で沖縄連帯集会
2010年5月22日、静岡市内で沖縄を語る会が主催して参議院議員の服部良一さんを招いて沖縄連帯集会がもたれ、30人が参加した。
1995年の少女暴行事件以後、普天間基地の辺野古への移設案が出されたが、辺野古での民衆の抵抗によって、沖縄では県外移設要求で一致した行動がとられるようになった。しかし、米政府の圧力によって、鳩山政権は辺野古への基地移設を決定しようとしている。それに対抗し沖縄での基地の歴史を清算し、転換を図ろうとする沖縄での民族的運動が渦巻いている。
服部さんは、普天間問題の経過、政権内での攻防、議員として活動を通じて知りえたことなどを参加者に話した。
集会に参加するなかで感じたことは以下である。
グローバルな戦争下での米軍再配置と攻撃力の再構築がすすみ、沖縄での反対運動がつよまるなかで、支配の側は戦略論を再構築し、「抑止力」の「再デザイン」と安保の再編を語りはじめている。このなかで、海兵隊抑止力論にふりまわされ、海兵隊が抑止力であるか否かを評論するのではなく、「抑止力論」そのものをなくすべく表現すべきである。アメリカでは「ジャパンハンドラー」と呼ばれるものがいるという。日本を操作するために日本の権力構造に組み込まれたアメリカの権力要素を一つひとつ除いていくこと、朝鮮危機を煽り、冷戦思考を温存させて軍事権力を構築する動向と対抗することの必要性などを感じた。 (T)