袴田巌さんは無実だ5・26浜松集会

 

2013年5月26日、浜松市内で袴田巌さんは無実だ5・26浜松集会がもたれ、40人が参加した。集会では、弁護団の伊豆田悦義弁護士がDNA鑑定意見書の解説をおこない、清水・静岡救援会の山崎俊樹さんが「5点の衣類みそ漬実験」について話した。

伊豆田さんは、弁護側が依頼した本田鑑定人の鑑定結果で、半袖白シャツ右肩部分のB型血液型が袴田さんのDNA型と一致しないとしたこと、また検察側の推薦鑑定人も完全に一致するDNAを認められなかったとしたことから、袴田さんが犯人ではないことが明らかになったとし、一刻も早い再審開始を求めた。

山崎さんは、証拠とされた5点の衣類について、みそ漬け実験から短時間で同様のものができることがわかり、発見直前に味噌醸造タンクに入れられた可能性が高いとした。実験結果では、1年2か月後には白い衣類は濃い褐色になり、色物衣類は変色し元の色はわからなくなる。血液の赤みも残らない。証拠開示された1年2か月後に発見された衣類のカラー写真のような色にはならないのである。

集会では、姉の秀子さん、東京の支援団体、福岡事件再審支援などが訴え、最後に集会アピールを採択した。                      (T)