131 狭山事件の再審を!豊橋上映会

2015131日、狭山事件の再審を!豊橋上映会がもたれ、400人ほどの人々が参加した。

上映された「SAYAMA みえない手錠をはずすまで」は、石川一雄さんと早智子さん夫婦の生活を撮ることで、その人間性を描き、再審への思いを伝えるというものだった。石川さんは75歳、逮捕から52年、仮釈放から20年である。生きて無罪を勝ち取るために、摂取カロリーを制限し、ランニングを続け、気持ちを引き締めて行動している。

映画に続いて、映画の音楽を担当した谷川賢作さんが、死刑台のメロディーのテーマ曲、「わたしがたねを」(立川市立幸小学校校歌)、アンコウ鍋の「トブシルのうた」、映画SAYAMAのテーマ曲などを演奏した。

最後に、監督の金聖雄さん、石川一雄さん、石川早智子さんが対談し、再審への思いを語った。石川さんは、部落差別による冤罪で32年もの間拘束されたが、悔いはない、再審無罪にむけて生きつづけ、支えてくれる全国の仲間に応えたいという思いを伝えた。雪冤を晴らすという思いに、石川さんは凛としていた。

金聖雄さんは今、映画「袴田巌」に取り組んでいる。130日には、このプロジェクトの記者会見が東京でもたれ、浜松から袴田さんも参加した。今年の12月には上映をめざしている。  

映画制作へのカンパを!                  (T)