浜松・「建国記念の日」反対集会

 2015年2月11日、浜松市で建国記念の日に反対する集会がもたれ、古関彰一さんが
「戦争責任と日本国憲法」の題で、講演した。

 古関さんは、戦争責任と天皇制について話し、、GHQが昭和天皇を免責し、戦争責任についてふれないかたちで、「平和憲法」が生まれたことを指摘した。また、講和条約でも、連合国が賠償請求権を放棄し、非懲罰的な講和により、再軍備と経済復興がすすめられたことを話した。今後の課題としては、植民地支配の清算をあげた。
 古関さんは、学生時に日韓条約反対の活動があったが、そこでは国家対国家の関係が問題にされ、戦争被害を受けた個人の問題がみえていなかったと自省した。現在の中東での混乱の背景にも、植民地行政が清算されていないことがあるとし、その清算による平和の形成を呼びかけた。            (T)