「泥の花」浜松上映会

 2015年5月16日、浜松市内で「泥の花 名護市民・辺野古の記録」上映会をもった。
この映画は辺野古での闘い、反CTS闘争の教訓、辺野古での人間像、自衛隊強化、基地なき沖縄の経済構想などで構成されている。制作した輿石正さんの「自立した個の闘いに敗北はない」「母なる海を埋めるな」「勝つことはあきらめないこと」といった語りが映像とともに流れる。
 反CTS闘争の映像がいい。復帰後の国家と資本による沖縄の海への破壊は沖縄戦を超えるものだったのだ。映画では、安里清信らの母なる海を守る闘いの系譜の上に今の辺野古の闘いが位置づけられる。その視点は、この国での反戦・平和の運動のありようを問うものである。安里清信の思想と運動を描いた「シバサシ」(輿石正作品)も必見の作品だ。

 

 映画の上映後、静岡・沖縄を語る会の富田英司さんが沖縄の現状を報告した。その後、この映画の主題歌「泥の花」の歌が歌われ、上映会は終わった。(T)