沖縄、高江の行動に参加しよう

 

2016年8月末から5日間沖縄に行ってきました。高江での行動に参加するためです。沖縄の北部、東村の高江の集落を囲むようにして、やんばるの森にオスプレイパットが建設されようとしています。参議院選投票日の翌日、7月11日から機動隊を投入して政府は建設に反対する住民・市民を排除して工事を強行させました。

新設予定の6基のうち県道70号線に隣接するN4地区の2基はすでに完成し、運用が開始され、オスプレイなどの訓練が強行されています。今回建設されようとしているのは、N1の2基、G、Hそれぞれ1基の4基です。これらは、やんばるの森深く貴重な自然が手つかずのまま残っているところに計画されています。

朝4時まえに起きだして、4時過ぎに名護のホテルを出発、高江に向い5時過ぎには現地のテントに到着、行動に合流し、午後4時ごろまでさまざまなことをやるという3日間は、あっという間に過ぎてしまいました。現地では連日朝5時から工事の作業車やダンプを止めるための活動が開始されます。やんばるの森を通る県道に車列を並べ、座り込みをして抗議をするのです。このため連日、午前中は作業員やダンプカーを足止めにする状態を作り出していました。またG・Hの工事用ゲート前でも人々が座り込み、機動隊と対峙し、午後3時ころまで工事車両を止めていました。

工事の遅れを意識してか、粘り強い抗議行動の中、機動隊が作業員を警備車両に乗せて運ぶという信じられない事態も起こっています。わたしたちが沖縄を離れた後、自衛隊のヘリコプターを投入して重機をG、Hに空輸するということまでやって、政府はオスプレイパットの完成を目指しています。高江のヘリパット群は辺野古の新基地とセットになって、米軍基地機能の強化のためのものであるからです。

連日100人もの人々が行動に参加しているのですが、マスコミの報道が少ないため、まだまだ全国では知られていません。

もう新基地は作らせないという沖縄の意志とたたかいを、本土の「わたしたちのたたかい」とするために、わたしたちは何をしたらいいのでしょう。とにかく一度でも辺野古や高江の行動に参加してみてください。私たちがいかに安穏と生活してしまっているのがよくわかるはずです。                                 (門奈