12・10市民連合はままつ結成集会

 2017年12月10日、浜松市内で市民連合はままつ結成集会がもたれ、170人が参加した。集会では、結成の経緯が示されたのち、元シールズの諏訪原健さんが、講演した。市民の連帯とそれによる野党の統一候補なくして、改憲に向かう政治を止めることができないという状勢のなかでの結成である。
 諏訪原さんは「民主主義のアップデート」の題で、立憲民主党が第一党になったことを評価し、立憲民主党の今後は市民の力いかんであるとした。また、ひとりで立ちあがる「私」の声の大切さを話し、自立した市民の運動の立ち上げの必要性を話した。そして地域で柔軟な共闘体制の構築がすすめられることを呼びかけ、民主主義とは自由に考え、判断し、行動する力であるという友人の言葉を示し、個人の尊厳が重んじられ、市民が主人公となる政治の実現を訴えた。
 集会には、立憲民主党の国会議員、民進党の元国会議員、自由党、共産党県議が参加し、発言した。改憲を止める政治勢力の形成・拡大が課題である。

 参加者の声を聞いた。
「市民連合ができてよかった」
「幅広い対抗線をつくることが必要」
「静岡では小山選挙以外は共産党が立憲民主党に対立候補を立てた。その反省もなく、市民連合をつくっても、実際には、それがくりかえされるのでは」
「党勢拡大のために市民連合の衣をかぶっているようにも見える」
「党利党略に従属しない自立した市民の連合が必要」
「共産党というと聞いてくれないので、憲法問題は市民連合でやればいい」
「立憲民主党を支持している、共産党は信じない」
「共産党は憲法を守ると集会で発言していたが、いつから、象徴天皇制をみとめるようになったのか、天皇制については批判を続けるべき」
「それぞれの違いを批判するのではなく、立憲主義、民主主義、平和主義の擁護で団結しよう」
「戦争法を廃止し、改憲を阻止する、市民の連合は必要です」
「市民のための市民による政治で、政治を新しくしたい」
 この日、憲法を守る会の平和行進があった。10数人が寒風の中、戦争反対を呼びかけて歩いた。
 浜松駅前では安倍とトランプを支持する集団が街頭演説をしていた。日の丸と星条旗を掲げて。どうして支持できるのか、不思議な風景だった。

浜松12月の平和行動


12月9日、9条スタンディングが浜松駅前でおこなわれ、9人が参加。当日は9条の会が20人ほど駅前で3000万人署名活動をおこなった。
12月19日の夜、浜松総がかり行動が、浜松駅前で、憲法改悪NO!、浜松基地強化NO!のスタンディングを20人ほどでおこなった。浜松の立憲民主党も参加して、ともに平和にむけての声をあげた。