12・24「天皇誕生日」を考える集会・静岡

 

20171224日、静岡市内で天皇誕生日を考える集会が、戦後72年連続講座実行委員会の主催でもたれ、30人ほどが参加した。集会では桜井大子さんが「〈天皇代替り〉をめぐる、憲法・民主主義の問題」の題で話した。

桜井さんは、はじめに、メディアで皇室外交、慰霊・追悼、慰問、視察、社交などが流されることで、国民のために祈り、平和を愛し、憲法を守り、人格のある良い人という天皇へのイメージ・認識が形成されている。しかし、これらの「公的行為」は、憲法で定められている国事行為ではないと指摘した。

続いて桜井さんは、「特例法」について話し、天皇が皇室典範の改正を求める意向表明をおこない、ほぼその思いに沿って特例法ができた、それは天皇の天皇による天皇のための法改正であり、違憲である、特例法の第1条は、天皇が敬称で表記され、国民が敬愛し、理解し、共感していると記されるなど非民主的である、憲法に規定のない公的行為が「公的な御活動」と表記されている、今後の代替りでは国費負担が増加し、代替り関連式典の国事化がすすむことになるなどの問題点をあげた。

 また、天皇も政府もメディアもそれぞれが憲法を無視する形で特例法の制定をすすめたが、そのような事態を立憲主義や民主主義を主張するリベラル層がきちんと批判できていないという問題点もあげた。

 最後に桜井さんは、天皇制は身分制度であり、立憲主義・民主主義に反するものとし、全国各地に天皇代替りと天皇制を批判する取り組みがあり、その連携を呼びかけた。

この問題提起の後、討論がなされた。

 天皇制そのものが非民主であり、主権・人権を侵害する。存在そのものが政治であり、この「平成」
30年間、折にふれ、その政治性を問い、「祈りと慈愛の天皇制」について議論がなされてきた。それは無駄ではなく、その蓄積が天皇代替りという主権侵害を批判する力となる。 (t)