東富士での沖縄104訓練の中止を求める要請
2018年4月末からの東富士での104訓練に以下の要請をおこなった。
USA大統領様 2018年5月3日
日本国首相様
防衛大臣様 富士を撃つな!実行委員会
東富士での沖縄104訓練の中止を求める要請書
2018年4月28日から5月8日にかけて、米軍は東富士演習場で、沖縄県道104号線越え実弾射撃訓練の本土分散訓練(104訓練)おこなっています。この訓練は今回で16回めとなり、昨年9月同様、人員約430人、車両約100台、砲約12門の大隊規模です。わたしたちはこの訓練の中止を求めます。
米軍は沖縄や岩国など各地で、軍事基地強化をすすめ、辺野古では新基地建設を強行してします。東京の横田基地にはオスプレイを配備しました。これまで、沖縄での負担軽減を口実に104訓練をすすめてきましたが、それは日本全土の訓練場化をすすめるものであり、米軍のグローバルな展開のための訓練の一環でした。この104訓練をおこなうことで、米軍は民間輸送機関を動員し、夜間訓練を増加させ、訓練規模を拡大し、日米の軍事的共同をすすめてきたのです。
また、日米は日米の防衛協力指針(ガイドライン)を改訂し、日米のグローバルな軍事展開をすすめようとしています。そのなかで、日本政府は集団的自衛権行使を容認し、戦争法を制定し、さらに日本国憲法9条を改悪することで、米軍との軍事的共同をすすめようとしています。
しかし、日本各地で軍拡と憲法改悪に抵抗する動きが起きています。2018年4月の南北首脳会談にみられるように、戦争を終わらせ、平和を創造する取り組みもすすんでいます。わたしたちもそのような平和を求める動きとともに、「富士を撃つな!」「安倍9条改憲反対!」「東アジアの平和を!」の声をあげ、東富士での沖縄104訓練の中止を要請します。