8・5 SAVE HENKO 上映会報告

 

 2018年8月5日、浜松市内で「沖縄はいま」浜松講座による森の映画社制作の「SAVE HENKO」と「THIS IS A 海兵隊」の上映会と沖縄現地報告の集いがもたれ、20人が参加した。集いに先立ち、静岡の沖縄を語る会が浜松駅前で辺野古基地建設反対!土砂投入反対!の宣伝をおこなった。

 アメリカは青年を戦場に送り込む。送り込まれた兵士たちは人間性を破壊される。殺した者の耳を切り取りぶら下げる。娼婦を買っては殴る。問答無用と教育される。核で生命が救われるといわれる。奴らの頭を核で光らせろ!と扇動される。だが戦闘で体はめちゃくちゃにされる。人間性を破壊される。

 階級格差の中で兵士をリクルートし、戦場に送り込む。焼けた肉と血の匂いの中、戦闘で体はめちゃくちゃにされる。人工の足首、人工の肩骨、骨折してきしむ背骨、襲うPTSD。その体験を反省して語ることが人間の回復につながる。

 そのようなアメリカによる戦争のための基地はもういらない!沖縄を平和な島へ!いう思いで辺野古基地反対運動はすすめられてきた。座り込みの現場に集まった人々、一人ひとりに譲れない原点がある。その原点を大切にし、横につながり、手を握り締めて、権力の排除と闘う。権力には排除できない心の思いが怒りの声となり、権力にはない慈愛がジュゴンの食べた海草の跡を見つめる。

 辺野古新基地の現場には断層があり、そこはマヨネーズのような地層であり、埋め立ては不可能という。基地建設は不可能という。しかし、政府は土砂投入による埋め立てを強行しようとする。止めるのは民衆の力である。8月8日翁長知事は急逝した。その遺志を継承して基地建設中止への声をつなげていこう。      

811日、沖縄での埋め立て反対の県民集会に合わせて、全国各地で連帯行動がもたれた。浜松駅前でも辺野古埋め立て反対のスタンディングがなされた。(t)