1・19 浜松総がかり行動

 2019年1月19日、浜松駅北口で戦争させない!9条壊すな浜松総がかり行動による集会がもたれ、20人が参加した。参加者はスピーチや歌で戦争法廃止!辺野古新基地建設反対!を訴えた。

 それに先立って、「宮古島からのSOS」上映会がもたれた。コミュニティカフェでの上映会には20人ほどが参加した。沖縄現地行動に参加した二人からは、土砂投入の現状や権力による監視強化の実態が話された。
 いま、九州の佐世保から与那国にかけて、中国を仮想敵とし、軍事要塞列島化がすすんでいる。宮古島はミサイル基地がつくられ、その拠点の一つとなろうとしている。
 宮古島に川は無い。地下水で人びとが暮らす。軍事基地ができればその命の水を軍隊が大量に収奪する。軍事基地建設で信仰の中心の御嶽と民衆の生活空間が破壊される。島人の命を奪うことで、すすむ防衛の強化。それは、人びとの生存を守るものではない。
 沖縄戦での兵士たちの飢え、米軍の空襲、軍隊慰安婦の存在。戦争と軍隊は沖縄民衆を守ることはなかった。そして今、すすむ軍事基地の強化も沖縄民衆を守るものではない。
  映画の最後に三線の調べとともに、歌が場が流れる。争い好まぬ琉球の島々に基地はいりません。軍隊は嵐を招くだけ、鳴らせ万国津梁の鐘、と。
 沖縄現地行動に参加した仲間は、国家権力の犯罪者が抗議する民衆を犯罪者扱いする理不尽を語った。海溝をもった海は土砂を呑みこみ、軍事基地などつくらせない深さである。その天地の力を借りて、命の海を守る、基地はいらないという運動をつくる。(T)