3・24女性と共に考える!廃炉問題・御前崎市



 2019年3月24日、御前崎市佐倉で「女性と共に考える!廃炉問題」と題した学習会がもたれ、90人が参加した。
 集会では、渡辺敦雄さんが講演した。渡辺さんは元東芝の技術者でマークT型原子炉を設計し、現在では反原発の立場で活動している。

 発言で印象に残ったものを以下あげる。
中電と市民で廃炉の工程進捗状況と被曝のデータを共有する仕組みをつくるといい。
解体時の噴煙に含まれる放射性物質の分析、放射性ダストの防止について対策をとるべき。
作業員の安全のため、作業場の放射線量のマップをつくり、予想被ばく量を推定する。
大量の汚染水が出るが、その汚染水の保管体制をつくる。
総括原価方式によって、廃炉費も原価としてくみ込まれ、報酬と共に電気料金で支払われる。
廃炉費用は100キロワット原子炉1機、400億円では済まず、1000億円ほどかかるだろう。
欧米では100年かけて廃炉計画を立てるが、日本は40年でやろうとする。放射線は長期隠蔽し、線量が減ってから作業したほうが被曝が少ない。