3・11原発いらない!浜松集会・デモ

 

 2019311日、浜松駅前で、原発いらない!浜松集会・デモがもたれ、100人が参加した。

 集会では、最初に元湖西市長の三上さんが、原発のない社会の実現と浜岡原発の廃炉をよびかけ、参加団体のメンバーがすすむ再稼働の動きと安全宣伝の問題点を訴えた。

金曜アクションのバンドは反原発のオリジナル曲を歌い、参加者ともに、「原発はいらない」とコールした。

最後に集会アピールを採択し、浜松市内を「浜岡原発今すぐ廃炉!」「再稼働させない!」「有楽街に原発いらない!」などのコールや反原発の唄を歌って歩いた。


以下は集会アピール(中電静岡支店前で読みあげて渡した)

中部電力社長様                    2019年3月11日

 

   浜岡原発の再稼働計画と安全宣伝の中止を求める要請書

                        

 2011年の福島第1原発事故から8年がたつ。しかし、事故の原因の究明はできず、原発を推進した政府・電力会社は、誰も責任をとろうとしない。それどころか、講演会や教材冊子で、安全を宣伝し、原発の再稼働をすすめている。それは放射能汚染の現実をゆがめて伝え、汚染地での生活を強要することであり、また、市民の生存権を無視する、棄民の政策である。このような動きに対し、わたしたちは、強く抗議する。

 中部電力もまた、多額の宣伝費を使い、マスコミを利用し、安全を宣伝し、浜岡原発の再稼働を計画している。福島の事故で明らかになったように、浜岡で大事故が起きても、中電は何も責任をとらないだろう。汚染された故郷を捨てて避難した市民は、除染したから安全、帰還できると宣伝され、補償されることもなく、切り捨てられるだろう。

このように、責任を取ることもできず、大地を放射能で汚染し、市民の生存を奪うことになる原子力発電はやめるべきである。大地震が想定される浜岡原発の再稼働は、決しておこなってはならない。中電管内では、三重をはじめとするこれまでの市民の反原発運動の力によって、浜岡だけに原発がある。中電の原子力依存率は低く、いまも原子力なしで経営できている。脱原発の企業経営への転換は可能であり、それを英断すべき時がきているのである。

 

以上の見地から、以下を要請する。

 

  中部電力は、浜岡原発の再稼働計画を中止せよ。

新聞広告で女性社員を前面に出すなどの安全宣伝を、いますぐ中止せよ。

1・2号機の廃炉工事の詳細な計画を、市民に明示せよ。

放射性物質の飛散の可能性のあるものについては、拙速な解体工事をするな。

  浜岡原発建設にあたって浜岡町や佐倉対策協議会に渡した裏金の全てを公表せよ。

  原発再稼働に向けての静岡県や御前崎市などへのロビー活動を中止せよ。

  30キロ圏内の全自治体と安全協定を再締結せよ。

  原子力に反対する市民と誠実に対話する会社の規律を確立せよ。

 

 3・11いらない原発・浜松集会実行委員会




 

静岡市では、浜岡原発の再稼働を許さない静岡県ネットが、県知事に中電と事前同意の新協定を結ぶことを要請した。また、県教育委員会には,政府作成の「放射線副読本」の配布の中止を要請し、県の危機管理部には、防災・原子力学術会議の問題点をあげ、再稼働反対を訴えた。

県ネットは県庁から中部電力へと「原発いらない」とコールをあげて、デモを行った。中電前では、浜岡原発の永久停止と廃棄物の安全管理を求める要請書を渡した。追加して浜松の要請書も渡した。                     」   (T