１０・２２　「即位の礼」反対、静岡集会

 

　2019年10月22日、「即位の礼」反対の集会が静岡市内でもたれ、４０人ほどが参加した。集会では、中嶋啓明さんが、「マスコミの天皇報道を考える｣の題で講演した。

中嶋さんははじめに、ＮＨＫによる宮内庁長官の昭和天皇裕仁との面会記録報道について触れ、天皇の反省には内容がないことを指摘した。つづいてマスコミによる天皇制翼賛報道の問題点をあげ、天皇の公務が拡大されている実態や皇室神道が公然とおこなわれている現状を批判した。

また、中嶋さんは、即位礼は大嘗祭と一体のもとし、自衛隊が儀式に参加し、パレードでの儀仗やと列をおこなうという問題をあげた。さらに、主権在民や政教分離に違反するという概念的批判だけでなく、天皇制度への怒りや反感という不合理的な感情による批判を大切にした運動論について言及した。

集会後、「即位の礼反対」の幕を先頭に｢天皇いらない、元号いらない」「即位の儀式に税金使うな」などのコールをおこない、10数人で、デモ行進した。　　（T）