京都、大阪、四日市で水道民営化問題の集会

201912月、京都、大阪、四日市と3つの集会に参加しました。1910月に改正水道法が施行されましたが、マスコミの報道もほとんどなく、日本の水道事業がどのようになっているか知ることができればと思い、参加しました。京都は京都自治体問題研究所、大阪は近畿水問題研究所、四日市は四日市の水道を考えるシンポジウム実行委員会の主催でした。

集会では、京都北部の水道の広域化と民営化、大阪では副首都推進の流の中での広域化・民営化、奈良県の広域化に翻弄される葛城市、橋本市の水道料金値上げ問題、伊賀市川上ダムの治水権の問題等、多くの報告がありました。四日市の集会には会場いっぱいの人が押し掛け、盛況でした。いったん静かになっているように感じる水道問題も、私たちの知らないところで、改正水道法の目玉である広域化・民営化が確実に広がっているように感じました。

水道の民営化の問題は住民を犠牲にして巨大企業が利益を得るというとんでもない制度です。宮城県の県議会に見られるように民営化の動きは止まっていません。ただ報道されなくなっているだけです。浜松市も今は延期されていますが、何時、民営化の話がふたたび出てくるかわかりません。そのようなことが起きないように、私たちの運動を緩めることはできません。多くの人達の力をお貸し願いたいと思います。 

22日、1330分から浜松市地域情報センターで、昨年も講演して頂いた尾林芳匡弁護士による「欧州の水道再公営化をみる旅から見えてくるもの」と題する講演会を計画しました。昨年11月のパリ・ロンドン視察旅行の報告集会です。ぜひご参加下さい。 (池)