7・22ピースサイクル 浜岡原発要請

2020年7月22日、ピースサイクル浜松は以下の申し入れ書を提出し、浜岡原発への新核燃料の輸送計画の中止を求めた。
中電側は、新燃料は、GNF-Jの会社側の規制基準対応工事によるものであり、再稼働を前提とするものではない、輸送計画は市民には告知しない、4号と5号の燃料は形式が違うため合体はできない、保管場所は新燃料用の保管設備と燃料プールに予定と答えた。
これに対し、参加者は、4号機は再稼働を申請中であり、再稼働を前提とする燃料輸送となることは明らかである、5号機は海水流入事故により稼働自体が無理であり、燃料自体が無用のものと批判した。また、両燃料とも、キャンセルすればいい、運び込むこと自体に問題がある。原子力なしがベストミックスである。4号機はMOX燃料であり、そのような危険な燃料による発電自体をすべきではない、などと発言した。    
報道によれば、新燃料は、2020年度の7月~9月に5号機142体、10月~12月に4号機144体分が、陸路で運び込まれる。核燃料輸送反対!の声をあげよう。要請後参加者は、佐倉で交流会を持ち、各地の活動や思いを語り合った。
  



                                   2020年7月22日

中部電力㈱浜岡原子力発電所                 

所長 吉田 博 様                                 ピースサイクル浜松 
                                                                   浜岡原発を考える静岡ネットワーク
                                                                    ピースサイクル神奈川ネットワーク

 


浜岡原子力発電所と20ピースサイクルの意見交換(新燃料の搬入について)

 

報道によれば、新燃料の搬入については、2020年度の第2四半期(7月~9月)に5号機の142体、第3四半期(10月~12月)に4号機の144体を予定しているが、この搬入計画には様々な疑問や問題があるため、以下の質問に答えられたい。


             記

①中部電力が新燃料の搬入を受け入れた理由について

貴社が5月28日に発表した、「今年度の新燃料等の輸送予定の変更について」によれば、「新燃料の搬入計画は、株式会社グローバル・ニュークリア・フュエル・ジャパン(略称/GNF-J)から、同社工場内の新規制基準対応工事を円滑に実施する等の観点から、当社に対し、新燃料の早期輸送の要請があったため、協議した結果、本年度に輸送を実施することとした」とあるが、中部電力が搬入を受け入れた理由として、再稼働を前提としているのでは?の疑念が生じているため、再稼働を前提にしていないことを明らかにされたい。

②新燃料の輸送問題について

新核燃料の輸送は、神奈川県横須賀市に会社があるGNF-Jから浜岡原発まで陸路になるが、日時やルートについては、テロ対策を理由にして明らかにしていない。しかし、輸送ルートの沿線市民にとっては危険極まりない問題であることから、中部電力は当該自治体と協議し、輸送の警備体制を強化したうえで、沿線市民に告知されたい。

③新燃料の保管場所及び今後の運用について

搬入を予定している、5号機の142体、4号機の144体の保管場所について説明されたい。また、4号機の144体と5号機の142体は、合体して使用することを考えているのか。それとも、運用上、合体しての使用はしないのか、説明されたい。

以上

  

浜岡原子力発電所の永久停止・廃炉と新燃料搬入計画の撤回を求める申入書

 

 私たちは多くの市民が望んでいる、「浜岡原発の再稼働に反対!」を代表して、以下のとおり、

申し入れる。

 

 

1, 浜岡原発の再稼働は断念し、永久停止・廃炉にすること。

 

2, 浜岡原発敷地内に保管中の使用済み核燃料などの安全管理と、最終処分の安全性を確保すること。

 

3, 浜岡原発4号機・5号機の再稼働につながる、新燃料搬入計画を即時撤回すること。

 

以上