9・13命の水を守る全国のつどい・浜松

 2020年9月13日、浜松市内で「命の水を守る全国のつどい・浜松」がもたれた。集会はZOOMでも公開され、全国からの視聴があった。
 集会前にはJR浜松駅前で水道民営化NO!を訴えてスタンディングがもたれ、30人ほどが参加した。
 集会のメイン会場では、最初に、内田聖子さんが「日本の水道をどうするか」の題で安倍政権で進んだ公共サービスの民営化の問題点を示した。そして、コロナが突きつける公共衛生、経済、民主主義の危機の現状の中で、公共サービスの拡充が課題であると訴えた。
 続いて、岸本聡子さんが「なぜ日本は水道を売ろうとするのか」の題で、海外での水道民営化の動きとそれに抗する市民の動きを紹介した。岸本さんはブルーコミュニティ運動などを紹介し、水道をはじめ公共サービスの再公営化の動きを示し、それが市民による民主主義と自治の実践となっていると話した。
 集会の後半はジョニーHさんの歌とともに、宮城、大阪、岡崎、四日市、岐阜、浜松での水道民営化反対の活動が報告された。最後に浜松をはじめ全国各地の自治体が水道民営化を断念することを求める集会アピールを採択した。
 集会後には講師を囲んで交流会がもたれ、浜松での民営化反対運動の経過や浜松市が進める「デジタルファースト」の動きなどを巡り意見交換がなされた。
 水は人権である。水道インフラを利権にして民営化を進める動きを止め、地域での自治と民主主義を強めていこう。     (T)