オリンピックより命が大事!!

7・23抗議行動&デモ

7月23日、東京オリンピック開会式の当日、標記の集会とデモが静岡市で取り組まれ、約30人が集まり抗議行動とデモを行った。主催は、コロナ下の「聖火」「五輪」反対!実行委員会・しずおか。

夕方5時。参加者は青葉公園に集まり、「オリンピック・パンデミックを許すな」「オリンピックより命が大事だ!」「学校連携観戦プログラムで子どもたちを動員するな!」と訴え、道行く人たちにオリンピック中止を訴えるチラシを配った。通行人の中にはオリンピック賛成という人もいたが、概ね受け取りは良好。

5時半。デモに出発。「五輪中止ダ!」の横断幕を先頭に「オリンピック中止しろ!」「やってる場合か!」「コロナ対策のバブルは穴だらけ。はじけてるぞ!」「子どもたちを動員するな!」のシュプレヒコールをあげながら繁華街を歩く。無関心な人は多いが、拍手をする人、自らビラを受け取りに来る人もいた。

7月25日現在で東京のコロナ感染者は1763人で日曜日では過去最高。オリンピック組織委関係の感染者は累計132人。明らかに感染は拡大している。このコロナ禍の中でオリンピックをやるのは常軌を逸した行動だ。「オリンピックより命が大事!」の声に頷く人も多い。

また、日本がIOC(会長バッハ)の食いものにされているとの指摘があるのも当然だ。広島ではバッハの欺瞞的な「平和」のための来訪に抗議するデモが取り組まれたと聞く。コロナ感染者の犠牲の上に偽りの平和を訴えるオリンピック貴族が栄え、スポンサー企業が巨大な利益を得る。今回の東京オリンピックはオリンピックの欺瞞性を自ら明らかにしたのではないだろうか。

「オリンピックより命が大事」のスローガンは今、人々の心に響くが、果たして「オリンピックはやめよう!」と訴えることができるだろうか?実際にオリンピックが始まればテレビに釘づけになっている多くの人々。日本人がメダルを取れば大はしゃぎするマスコミ。そんな状況下で今「NO! オリンピック!」を訴える言葉を私たちは獲得できるのかが問われているのではないだろうか。                                                        (I)

 



8・12 修善寺抗議行動

 15人が参加し、修善寺現地で抗議行動をおこなった。8月2日から伊豆市・ベロドロームにてトラック競技がおこなわれた。沿道は交通規制があり、入場券をもつ者しか通さないという状況。競技は15時から。修善寺駅では11時からシャトル・バスが出て、次々と観客を運んでいく。わたしたちは13時少しまえから駅前に陣取り、バスに乗り込む人や通りかかりの市民に向けて「やってる場合か⁉ 五輪中止‼」「子どもの命を守れ」等々の訴えをつづけた。世論の中止意見を代弁することができてよかった。(y)



8・24 パラリンピック抗議行動

8月24日午後5時半~静岡市青葉公園において、コロナ下の「聖火」「五輪」反対!実行委員会・しずおか主催による「2020東京パラリンピック」開催に反対するスタンディング行動が、パラリンピック開会式の日に行われた。

「せめて反対の声を上げましょう」「コロナ感染爆発に繫がるパラリンピックは即時中止しましょう」「パラリンピックではなく、コロナ感染対策の方を充実させましょう」「在宅の重症中症のコロナ患者を救いましょう」「先のオリンピック開催によって厳しいコロナ感染状況になったパラリンピックを止めて、市民の命を守りましょう」「医療崩壊を救いましょう」と、通行人に訴えた。(s)