沖縄報告 2024422日~26

 

浜松から沖縄に3人で行ってきました。今回は、キャンプ・シュワブゲート前、塩川港の行動に参加しました。昨年7月末に行ったときは猛烈な暑さで大変でした。今年は小雨には降られましたが、曇りの日が多く体力的には恵まれました。

塩川港は3人の現地の方に合流しました。ゲートを入ったところの6mくらいの道をできる限りゆっくり横断することで、トラックが港に入るのを止めます。途中で交代はするのですが、毎日、朝7時から晩の6時ころまでの行動は、歩き詰めですので本当に大変です。しかも人数が少ない。塩川港へ行く途中に安和桟橋でも同様の行動がとられていましたが、こちらも数人でトラックを止めていました。シュワブ前にはおおよそ30人から50人程度は集まりますが、安和桟橋と塩川港は本当に少人数で頑張っています。ヤマトからの応援が必要だと思いました。

 防衛省は渋滞するためと言いますが、キャンプ・シュワブ前の搬入ゲートが500m程、名護市側へ移りました。テントから20分程度歩かなければゲートまで行けなくなりました。参加者の多くは高齢者ですが楽しそうに歩いていきます。「今日は19000歩、歩いた」と私の同行者は喜んでいました。足の不自由な方は送迎車が出ます。トラックは毎日おおよそ9時、12時、3時の3回入ってきます。搬入のない時間帯はテントに戻り、参加者の話を聞いたり歌ったりして過ごします。うるま市のゴルフ場跡地への陸自訓練場建設が撤回されました。防衛省は自民党の要請の結果だと発表していますが、静かで安全な地域を守りたいという市民の声により自民党も撤回に追い込まれました。しかし、予算がついているので、県内のどこかへ作られるのではと沖縄県民は警戒しています。

千葉和夫さんは今年127日朝、大浦湾側から土砂を搬入する抗議行動にカヌーで参加していました。海上のオイルフェンス外側に潮流で流されないようにロープと金具でカヌーを係留していたところ、海保職員に体を押さえつけられ、ロープを外そうとしていた左手の指2本を手の甲側にねじり上げられました。730日、国に280万円の損害賠償を求めて那覇地裁に提訴しました。この裁判の第14回口頭弁論を傍聴しました。裁判後の集会で千葉さんは「指よりも、今日のような小雨の日は首が痛い。頸椎も傷んでいると思う」と話していました。三宅弁護士は「臨時制限区域において海保が行動できる法的根拠を示せ」と強く迫っていますが、国は法的根拠を示すことができないでいます。

昨年128日にも海上で抗議していた鈴木公子さんら女性2人が全治2週間と1か月のけがを負う暴力行為を受けています。425日には2017年に護岸工事が強行されてから7年目ということで、30隻のカヌーと5艇の船、そして50人が参加して海上行動が行われました。多くの人が辺野古へ行って、まず現状を見てください。多くの問題を見ると同時に必ず元気もいっぱいもらうはずです。                  (池)