那覇防衛施設局
那覇防衛施設局長 西 正典 様
辺野古新基地建設ボーリング調査差し止めの要請
報道によると、貴局が辺野古沖に米軍新基地を建設するためのボーリング調査を強行しようとしているということです。私達はこれに強く抗議すると共に、調査の中止を求めるものです。
この間の経緯をみても明らかなように、この海に米軍の新基地を作ることは沖縄県民の多くが反対しているものです。昨年8月に沖縄国際大学に米軍ヘリが墜落炎上し、住民を恐怖のどん底に落とし入れました。「危険な基地」を文字通り体現した事故でした。辺野古に作ろうという基地もこのような危険な存在の県内のたらい回しです。新基地ができればこの地に新たな危険が増し、沖縄県民の「基地のない平和な島」の願いに反するだけでなく、住民の暮らしと命を支えてきた豊な自然を破壊し、ジュゴンや海ガメの稀少動物を絶滅に追いやることにもなります。昨年4月19日に貴局が調査開始を発表して以来、現地では住民を始め多くの支援者が「調査反対」の座りこみを続け、その参加者数は延べ3万人にものぼっています。「調査反対」が沖縄県民や広く日本中の支持を得ていることを物語っている数字です。
貴局はこのような平和を願う多くの人達の声に真摯に耳を傾け、「調査強行」という愚行は絶対にやめるべきです。
以上、強く要請します。
2005年4月15日
人権平和・浜松
内閣総理大臣 小泉 純一郎 様
辺野古新基地建設ボーリング調査差し止めの要請
報道によると、那覇防衛施設局が
この間の経緯をみても明らかなように、この海に米軍の新基地を作ることは沖縄県民の多くが反対しているものです。昨年8月に沖縄国際大学に米軍ヘリが墜落炎上し、住民を恐怖のどん底に落とし入れました。「危険な基地」を文字通り体現した事故でした。辺野古に作ろうという基地もこのような危険な存在の県内のたらい回しです。新基地ができればこの地に新たな危険が増し、沖縄県民の「基地のない平和な島」の願いに反するだけでなく、住民の暮らしと命を支えてきた豊な自然を破壊し、ジュゴンや海ガメの稀少動物を絶滅に追いやることにもなります。昨年4月19日に同局が調査開始を発表して以来、現地では住民を始め多くの支援者が「調査反対」の座りこみを続け、その参加者数は延べ3万人にものぼっています。「調査反対」が沖縄県民や広く日本中の支持を得ていることを物語っている数字です。
貴職はヘリ墜落事故の折には「夏休み」を理由に沖縄県知事にも会おうとしなかったと聞いています。驚くべき態度です。本来なら「日米安保のしわ寄せを押しつけて申し訳ない。すぐに飛んでいって謝罪する」のが当たり前ではないのでしょうか。今度こそ辺野古住民・沖縄県民・平和を願う多くの人達の声に真摯に耳を傾け、「調査強行」という愚行は絶対にやめ、「基地建設」を中止すべきです。
以上、強く要請します。
2005年4月15日
人権平和・浜松