2006年9月13日
韓国大統領様 富士を撃つな!実行委員会
平澤米軍基地建設に反対する民衆の皆様 人権平和・浜松
平澤米軍基地建設にむけての住民住居破壊の中止を求める要請書
韓国政府は平澤テチュ里トド里で2万余の警察を動員して住民住居の撤去が始めました。警察の盾に枝木を持って抗議する女性、体を押し寄せて盾を押し返する住民、住居のうえに登って抗議する民衆など、人間の尊厳をかけて抵抗する姿は、この日本からも知ることができます。このような住居の撤去という暴挙を韓国政府が即中止することをここに求めます。
私たちは米海兵隊の富士演習場での155ミリ砲による実弾訓練や日米の共同訓練に反対しています。米軍は60年余にわたって富士に基地を持ち、富士の裾野で軍事訓練を繰り返してきました。韓半島で言えば、白頭山一体が米軍の軍事訓練場となっているようなものです。最近では日米の軍事的一体化の中で、富士にある陸上自衛隊もイラクへと派兵されています。私たちはこの派兵に対しても抗議行動をおこなってきました。
今回の米軍の再配置は韓半島での北韓への攻撃を可能とする布陣です。米軍を南韓部隊野の後ろに置き、同民族を殺し合わせたうえで米軍が攻撃を加えていくというものです。日本の富士でおこなわれている155ミリ砲訓練はこのための攻撃の訓練です。私たちは富士での米軍訓練や自衛隊のイラク派兵に反対するとともに、韓国でおこなわれている平澤米軍基地建設の中止を強く求め、米軍再配置に体を張って抵抗する平澤民衆への連帯の意思の意思を示します。
世界が平澤に注目しています。世界の良心が平和をわれらに!と抵抗する平澤の民衆に注目しています。韓国政府の人間への姿勢が平澤で示されています。大統領の自らの尊厳が問われています。基地建設の中止の英断が求められています。大統領は基地建設を即中止してください。